2023/05/11
 
 
●概要
具体的には、侘び寂びは、あらゆるものが無常であることを受け入れ、その中で美しさや存在感を表現する美意識です。たとえば、季節の移り変わりや自然の摂理に合わせた道具や食器、風合いのある建築や庭園などがその代表的な例とされています。
 
このような侘び寂びの美意識は、平安時代後期から鎌倉時代初期にかけて誕生した平家の没落とも関係があります。平家が没落したことは、あらゆるものが無常であることを示す象徴となり、それを受け入れる美意識として侘び寂びが発展していったと考えられています。
 
その後、仏教思想との結びつきにより、侘び寂びは「諸行無常にして自然の摂理に従う美」という美意識として定着しました。また、侘び寂びは庶民の生活に広く浸透し、茶道や生け花など日本文化のなかで非常に重要な位置を占めるようになりました。
 
つまり、諸行無常の概念と侘び寂びの概念は密接に関連しており、平家の没落を経たことで美意識として定着し、日本文化にも影響を与えたと言えます。
(しかし平家の凋落と侘び寂びの誕生の関連については諸説ある)
 
 
1段階目 
 
「侘び」
物事が単純
自然な状態に近い
深みのあるもの
■余計な装飾がなく、最低限の要素で構成されたものが美しい

2段階目

「寂び」
物事が静かである
静謐な状態にある
余白と空間が重要
■あえて何もしないことでその空間や場面の風合いを表現する
暗い色合いや落ち着いた色調が好まれる。

3段階目 最も高度な段階
 
侘びと寂びが融合した「侘び寂び」
侘びと寂びの強い要素がある状態で、それぞれが相乗効果を発揮し美しさを表現
 
■寂びにおいて意識的に余白を用いることで、侘びにおいて生命力やエネルギーが表現される

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